ハンガリー
~ドナウの真珠ブダペストとマジャール人の誇り~
国旗
国章
ハンガリー(ハンガリー語: Magyarország)は、中央ヨーロッパの共和制国家である。西にオーストリア、スロベニア、北にスロバキア、東にウクライナ、ルーマニア、南にセルビア、南西にクロアチアに囲まれた内陸国。首都はブダペスト。
国土の大部分はなだらかな丘陵で、ドナウ川などに潤される東部・南部の平野部には肥沃な農地が広がる。首都のブダペストにはロンドン、イスタンブールに次いで世界で3番目に地下鉄が開通した。
ハンガリーは40の地方行政区分に区分される。うち19は郡とも県とも訳されるメジェ (megye) で、20はメジェと同格の市という行政単位(正確には都市郡; megyei város)。なお首都のブダペスト市はいずれにも属さない、独立した自治体である。
旅情報
ハンガリー南西部にあるペーチは、ハンガリー初の大学が設立されたことで、文化都市の称号が与えられています。この街の起源は古代ローマにさかのぼり、ヴァレリア属州の州都であった4世紀に建設された初期キリスト教遺跡が、世界遺産に登録されています。また、16世紀にオスマントルコに占領されたためイスラム建築が残ることでも知られています。
街にはハンガリー三大磁器窯の一つ「ジョルナイ」の窯元があり、街のいたるところで装飾タイルを見ることができます。さらに、地中海性気候の入る南部のクロアチア国境にかけては赤ワインの一大生産地になっています。
2010年欧州文化の首都として様々な文化行事が行われているペーチへは、ブダペストから「インターシティー」で、2時間51分(228km)で到着できます。
見逃せないスポット
ハンガリー西部、オーストリア国境に接するショプロンは、中世の面影を残す美しい街で良く宝石箱に例えられます。かつて城壁で囲まれていた旧市街の石畳の小道を抜けると中央広場があり、街のランドマークである14世紀に建てられた火の見の塔や山羊教会、美術館などの見所が集中しています。
また街の北には、世界遺産フェルトゥー湖が広がっており、ハンガリー三大宮殿の一つエステルハージ宮殿や東欧民主化の発端となったヨーロッパピクニック会場、古代ローマの時代にも使われていた石切り場跡など見逃せないスポットが数多くあります。
ブダペストから「インターシティー」に乗れば、2時間31分(216km)で向かうことができます。
交通
ヨーロッパの中央にあるハンガリーの鉄道は、首都ブダペストを中心に放射状に、約7800kmの国内ネットワークを広げています。また周囲をオーストリア、スロヴァキア、クロアチア、セルビア、ルーマニア、ウクライナ、スロヴェニアの7カ国と接しているため、国境を越えて各国を結ぶ国際列車が多く行き来しています。
ドナウ川を望む古都ブダペストは、街そのものが世界遺産として人々の注目を集めている場所です。ブダペスト西駅は、フランスのエッフェル設計社が建築した歴史的建造物。また都市計画とともにヨーロッパ本土として最初に作られた地下鉄1号線は、地上のアンドラーシ通りと共に世界遺産に登録されており、鉄道自体が見どころのひとつです。
ハンガリー国内には、国際列車「ユーロシティ」や国内列車「インターシティ」が頻繁に運転されているため、鉄道による移動は非常に便利です。またハンガリー平原の背後にそびえ立つ、カルパチア山脈の裾に広がる東北部の丘陵地帯に向かうローカル線に乗ればバロックの街に出会ったり温泉やワインを楽しめます。
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