更年期に差し掛かってから、「眠りが浅くなった」「なかなか寝付けない」といった睡眠に関する悩みを訴える女性は少なくありません。
この原因は、ホルモンバランスの急激な変化による、体調不良や精神的ストレスが原因だと言われています。
更年期の症状にはさまざまなものがありますが、中でも更年期女性の約半数が悩んでいるのが睡眠です。
加齢によっても不眠症状が現れる
加齢により、睡眠時間の減少し、レム睡眠の回数が減り、途中で起きてしまう回数が増えます。
深い睡眠の時間が少なくなることに繋がり、体力回復にも影響を及ぼしてしまいます。
更年期には、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が下がります。
エストロゲンの分泌が低下することで、ホルモンバランスが崩れて不眠や寝不足の症状がでてしまうと考えられています。
更年期による眠気が続き、気分の落ち込みや睡眠不足に繋がってしまう場合は早めの専門医へ。
生活習慣の改善で効果が期待できる6選
睡眠の質をよくする為に、おすすめな生活習慣を紹介します。
就寝・起床時間を一定にする
就寝時間、起床時間を一定にすることで、身体の体内時計を整えましょう。夜は22〜0時に寝て、朝は5〜6時に起床するのが理想です。
太陽の光を浴びる
太陽の光を浴びることで、メラトニンの分泌を抑え、夜に分泌を増やす作用があるといわれています。体内時計がリセットされ、睡眠リズムが整います。
適度な運動
ヨガやストレッチ、ウォーキングなど適度な運動で、身体的なストレスの解消につながります。
寝る前のリラックスタイム
お風呂にゆっくり入り血行をよくすることなど、寝る前のリラックスタイムは、副交感神経を優位に睡眠の質を高めます。
寝酒をしない
寝つきが悪くなる原因につながります。
寝る前のスマホやテレビに注意
寝る前スマホや、テレビの強い光は、脳を活性化してしまい、不眠の原因に繋がります。
更年期とうまく付き合うために。
更年期女性の約7割が、「疲れやすい」「だるい」といった症状を抱えています。
しかし、更年期症状がつらくても我慢している女性は少なくありません。
どのような対処法や治療法があるかを学び、家族、職場の人とも共有しましょう。
更年期症状は治療によって緩和・改善が可能です。
つらい症状が現れたら躊躇せず、女性外来などへ。